紅玲愛の頭脳

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【人狼将棋】勝率96%ガチ勢の勝てる思考講座【QuizKnock】

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こんにちは、紅玲愛です!

今回はQuizKnock考案の今流行りのボードゲーム人狼将棋」勝率96%ガチ勢であり、将棋民である私が人狼将棋で安定して勝つための考え方を伝授します

勝てる思考をして、駒の記憶さえ出来れば少なくとも現環境(12/17)では誰でも勝率8割はいけます!!

この記事での目標は現環境で勝率8割に辿り着く勝てる思考を身に付けることです。

 

(書いた人の将棋歴)

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この記事にある初期配置・立ち回りで固定して新アカウントで50戦やった結果が画像のものとなってます。2敗のうちの1敗は被切断なので本当は49-1で勝率98%なんですが証明できないので記録として残っててスクショで証明できる勝率96%で記事は書いてます。(被切断で敗北扱いになるの対戦ゲームとして欠陥すぎるから早く直せ。)私の人狼将棋の総対戦数は250戦以上あって全体で見ると勝率9割弱程度です。

 

表記

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説明を簡単にするために各マス目を1,2,3,4,5とA,B,Cと図のように名前を付けます

例えば私側の初期配置の王様はB5、人狼はC4にいるというように表します

 

王様を取る3パターン

まずは勝利条件である王様を取ることについて考えます。人狼将棋で王様を取る方法は大きく3パターンに分類できます。

  1. 王様を詰ます
  2. 人狼を王様の側で取らせる
  3. 駒を勘違いさせて不意打ちで王様を取る

王様を詰ます

一番オーソドックスな王様の取り方で、自分の駒が表向きでも相手の王様が逃げられないように追い詰めることです。普通の将棋でいう詰みの局面です。相手の読みに依存しない勝ち方で基本的にはこのパターンでの勝ちを狙っていくのがセオリーです。人狼将棋の場合詰みの大半は王様の側に駒が居ない状態で騎士と狩人を絡めてということが多いです。

 

人狼を王様の側で取らせる

敵陣に侵入成功した人狼を相手が取る場合、王様で取った場合は即勝ち、他の駒で取った場合も表人狼の駒の利きに王様がいる場合は高い確率で次の手番で王様を取って勝つことが出来ます。相手の読みへの依存度が大きい勝ち方です。よって王様の側では特に安易に取ることは出来ず人狼か他の駒かを常に意識して駒を取るか否かの判断をしなくてはいけません。この駆け引きで狩人や王様が人狼のフリをしたり、人狼が狩人や村人のフリをしたりして戦うのが面白いところです。

 

駒を勘違いさせて不意打ちで王様を取る

人狼将棋では相手の駒が正確に分からないまま対戦が進みます。そのため自分も相手もある程度相手の駒を予測してその予測に従って手を考えますが、王様の側でその予測が誤りだった場合詰み局面ではないのにいきなり王様を取って勝てることがあります。こちらも相手の読みへの依存度が大きい勝ち方です。

 

自分が攻める時には1を基本軸に据えながらも3パターンの全部の狙いを考えて勝率が高そうな戦い方を選択していきます。

ここまではとても当たり前なことで、わざわざ勝ちの条件を3パターンに分けた理由はここからです。この3パターンというのは裏を返せば自分が負けるパターンでもあります。1の負け方はどうしようもありませんが、2と3の負けに関しては立ち回りと心の読み合いである程度避けることが可能です。心の読み合いを重視するのは勝率が安定しません。立ち回りで2と3の負け筋を減らす考え方を身に付けます。

身に付けるべき考え方とは「出来る限り最悪のケースを想定してリスクを追わない」ことです。人狼とも狩人とも取れる動きをした駒があった場合その駒を取ってはいけませんし、王様は狩人の可動範囲から逃げます。人狼とも村人とも取れる動きをした駒があった場合はたとえ騎士と村人の交換になるとしてもその駒を取りません。どこまで想定するかに関してはケースバイケースで断言はできませんが、とりあえず序盤においては次章の初期配置把握で書いてある推測までは許して他は一切妥協せず最悪のケースを考えてリスクを避けてください。このゲームではお互いに即死級の罠を仕掛けあいます自分が1手でも長く生き延びることは、相手が罠にかかる可能性を高めることと同じです。分からないからなんとなくで指すや分からないから相手のことを読んで指すではなく、分からないから全てを考えて指すのです。これが人狼将棋高勝率への第一歩です。

この究極の安全思考で戦う思考はひとつの前提に基づいているので最後にその前提について言っておきます。実際にこの記事を最後まで読んでから対戦をすれば気付くと思いますが、人狼将棋が完全情報ゲームでは無いということを差し引いても人狼将棋のプレイヤーで立ち回りが一定以上のレベルに達している人は極めて少数です。そうじゃなければ条件が同じの単純なルールの頭脳ゲームで勝率96%にはなり得ません。私がこのゲームをやる上で置いている前提とは「相手の立ち回りは完璧とは程遠く、どこかで必ず大きなミスをしてくれる」ということです。リスクを嫌う安全思考の立ち回りをすることで少し劣勢になることも多々あるでしょう。でも良いのですそのうち相手は大きな失敗をしてくれて逆転できるから。ひたすらに即死を避けてゲームを長引かせる、そうすれば相手が勝手に大きなミスをしてくれる。これこそが現環境での人狼将棋で高勝率を出すための最も大事な考え方です。

 

初期配置把握

次にこのゲームの勝負の最重要要素である盤面把握について話します。このゲームの最大の特徴は相手の駒が取るまで何か分からないことでしょう。相手より早く盤面把握をして適切なプレイをすることでかなり有利に戦うことが出来ます。一番最初にやるべきは相手の初期配置の把握です。打った駒の把握はケースバイケースによるところが大きいので慣れと初期配置の把握の応用でなんとかするとして初期配置の把握はある程度機械的に行うことができます。相手より早く初期配置把握するための思考をいくつか紹介します。

初期配置を仮定する

駒の特性を考えると初期配置はこうした方が強いだろうというものがいくつかあります。私は1戦1戦勝つことよりも勝率を高めることをを目標にしているので、1割にも満たない奇抜な初期配置への対応を考えるのを辞めて、駒の特性を考えて自然な初期配置を想定してある程度決め打ちして序盤を進めます。こうすることで9割以上の相手に対して配置を仮定していない場合よりだいぶ早く相手の駒を特定することが出来ます。考えるのを辞めると書きましたが奇抜な初期配置というのは駒の性質を無視してるため配置自体が弱く、またそのようなリスク志向プレイヤーは実力が無い人が多いので初期配置の仮定により駒の特定を間違えてしまっても地力で勝ててしまうことが多いです。次の2つのことを仮定して戦うことをおすすめします。

 

  • 前列に占い師
  • 後列に王様、騎士

 

では、それぞれの理由について紹介します。

占い師は序盤の相手の駒がほとんど分からない状況下で唯一人狼を取ってしまう心配無しに相手の駒を取れる駒です。現環境では初手から人狼を展開する初期配置を使ってる人が多く前列に置くことで初手で人狼を動かす手に対して1/3で最強駒である人狼を取ることが出来て二手目の時点で対戦を少し有利に進めることが出来ます。この2つのかなり強い理由より占い師は基本的には前列に置くのが強いです。

王様は取られたら負けという性質上序盤から相手の駒とぶつかるのは好ましくなく、また取ると即死してしまう人狼の存在からこのゲームの中で最大の駒の効きを活かして制圧するという動きを取ることが出来ません。前列王様を活かすほぼ唯一の戦い方が初手から人狼のフリをして敵陣に侵入して相手が人狼だと思って放置している間に相手の王様位置を特定して取ってしまう作戦ですが初手で前列の占い師の前に行った瞬間取られて負けなので1/3で初手で負けてしまうのに加えて、人狼だと思ってくれるかどうかは相手依存のプレイのため勝率は安定しませんしただの運ゲーです。フレンドマッチで相手が強い人だと分かっている勝負であれば一考の余地はあるという程度でレート対戦ではこの戦法は極めて弱いので無視して他の相手への勝率を高める方が賢明です。

騎士も前衛向きではありません。初手から動いてきやすい村人や占い師と交換すると可動域の点で大きく損をしてしまいますし、序盤の前列では横や後ろに動ける性質があまり機能しません。また、横に動いて駒を取った瞬間に(王様は後列と仮定して考えるプレイヤーは多いので)騎士であることが特定されてしまいます。騎士自体が特定されることはそこまで不利にはなりにくいですが騎士の特定は芋づる式に王様、人狼の特定につながって情報面で不利になります。

 

実践250戦以上対戦した体感として占い師前列王様後列に関しては90%以上騎士後列に関しても70%以上で正しく、仮定が外れた場合の対局でも対局中の早期に駒の動きから誤りに気付くことが出来たり、駒を間違えて認識していても関係ない展開になることもあるのでこの仮定のせいで負けに一直線でつながることはほんの僅かです。

 

動きから確定する

駒の動きから100%確定することが出来る情報がいくつかあります。ナナメ、後ろ、前後と左右の組み合わせの動きをした駒は覚えておくと、他の駒を取ったり、動きから他の駒を特定出来た時にその駒を特定することが出来て有用です。これに関しては読みも何もない確定情報で信頼度100%なので見逃すことないようにしましょう。

  • ナナメに動ける駒は王様、人狼、狩人の3枚だけ、序盤に積極的に動くのは人狼か狩人
  • 後ろに動ける駒は王様、騎士、人狼の3枚だけ、序盤に動くのは積極的に動くのは人狼か騎士
  • 前後左右を組み合わせて動ける駒は王様、人狼の2枚だけ、序盤に動くのは積極的に動くのは人狼だけ

動きから推測する

確定情報以外にも「この駒はこのような動きをするだろう」や「序盤はなるべく駒得するように動くだろう」、「序盤に駒損する動きは取らないだろう」という考えから駒を推測することが出来ます。具体的な状況とそれに対する推測を紹介します。

 

  • 先手番の初手で前に動いた→占い師=人狼>村人
  • 先手番の初手でナナメに動いた→人狼>狩人
  • 最序盤に前の駒を取らない→非占い師
  • 序中盤にナナメや横の動きをして前にきた駒を取らない→非占い師
  • 序盤に前進させてきた駒が途中で止まった→非占い師、人狼>>村人
  • 序盤に前orナナメ前に動いた→非王様
  • 狩人露呈した駒に向かって前に進めて前に来た→村人=占い師>人狼
  • A2→A3、C2→C3を連続で指す→B2は狩人
  • 後手番の二手目で駒を取った→占い師
  • 前にある表人狼を取らない→ほぼ狩人or人狼
  • 後衛で一番最初に動いた→ほぼ非王様
  • 自陣の後衛の駒の前に来るようにA3→A4、C3→C4を連続で指す→ほぼA4が狼、C4は村人or占い師
  • 序盤に村人や占い師の動きをした人狼を取った→取られた位置から前の駒は非人狼
  • 序盤に狩人の動きをした人狼を取った→前の駒に取られた場合取られた位置からナナメは非人狼、ナナメ前の駒の取られた場合取られた位置から前は人狼or王様

など

 

推測に過ぎないので過信はしないことです。特に→の先に「ほぼ」と書いてあるものは他に手がないときにどうしようもなくこの推測を使う程度でなるべく使わない方が良い推測です。相手が強いと分かっている場合は積極的に推測を元にして戦ってもいいかもしれません。

 

序盤の考え方

序盤にやりたいことは「駒得」と「相手の盤面上の駒および持ち駒の把握」と「相手に人狼を取らせること」と「駒を前に進める」です。相手の人狼を取ると相手に序盤にやりたいことを全てやらせてしまうことになります。序盤で一番大事なことは「人狼を取らないこと」です。

 

Q.人狼を取らないためにはどうしたら良いでしょうか?

A.ある程度盤面把握できるまで占い師以外では自分から駒を取らない、駒を取られたら取り返すを徹底する

 

とても単純な考え方ですが、ほとんどのプレイヤーはこれを守らずに運に任せて村人や狩人で人狼を取っていきなり劣勢になって負けています。あまりに消極的な考え方なように見えてそれで勝てるのか不安になる方もいると思いますが大丈夫です。私はこの考え方をひたすら徹底して勝率96%という高勝率をマークしています。最初にも書きましたが現在(12/17)の人狼将棋では序盤のうちから相手が必ず致命的なミスをしてくれます。ゆえに早い段階で自分がミスをしないことが、相手にミスにつながり優勢につながるのです。駒損について心配になる人もいるでしょう。例えば自分の騎士と相手の村人を取られて取ってで交換することは損です。しかし心配する必要はありません。この人狼将棋では、特に序盤は、駒の価値にほとんど差は無くどの駒もどの駒の2倍以上の価値があるということはありません。逆に恐るべきはただで駒を取られてしまったり、1枚と2枚を交換して駒1枚以上の損をしてしまうことです。取られて取り返しての交換では必ず1:1の交換になるので問題ありません。序盤は駒同士の交換による駒損はあまり大きな影響がありません。ここに人狼を取ってはいけない理由の1つが隠れています。人狼という駒は相手に取られることでその相手の人狼を取ろうとした駒とその後に人狼が取る駒でほぼ確定で二枚替え(1:2交換)できる駒です。駒1枚の価値に差がない人狼将棋だからこそ最強の駒であり、序盤の最警戒するべき要素になっているわけです。

では、取られたら取り返すをただ繰り返していたら良いのかというとそれではなかなか勝てません。駒得以外に考えるべきことは盤面把握盤面制圧です。具体的には駒交換して確定情報を集める、駒の動きから駒を推定する、人狼で相手の駒の動きを封鎖する、駒を前に進めるなどをするべきです。これらの話をしたいのですが、まず取られたら取り返す体制を作ることができていない人も対戦している実感として多いのでそちらを先に解説したあとで盤面把握と盤面制圧の話をします。

 

取られたら取り返す

取られたら取り返すを実践するために考えるのは次の3つです

  1. 取られそうな駒に紐をつける
  2. 相手に取られる可能性のある位置に駒を動かすときは自分の他の駒の利きの範囲に動かす
  3. それが出来なければ前に動かさず引く、待つ

 

1について、取られそうな駒とは相手の駒と隣接している駒のことです。相手に駒を取られた場合その駒は非人狼と分かるので安心して取ることが出来ます。その駒がある位置に他の駒が行けるように駒を動かしましょう。隣接してる駒が2つの時はこちらも2つの駒で紐をつける必要があります。

 

2について、これは1と同じことを積極的に駒をぶつけていく時について言っているだけです。駒を取られて取り返せない位置に動かして良いのは人狼が非占い師分かっている場所に動くときだけです。

 

3について、これを出来ない人が非常に多いです。「1、2の理屈は納得できるが、では1、2を満たす動きが出来ない時はどうすれば良いのか?」という質問への答えが3です。1 、2を満たす動きが出来ないなら一旦待つか引きます。相手側に攻めてもらいましょう。もし、序盤の早い段階でこの1、2を満たす動きが出来なくて待つ、引くという動きも出来ない場合はあなたの初期配置に問題があります。序盤の動きを考えてこの3つの約束が守れるように配置をやり直してください。参考に私の配置をあとで紹介するのでどんな配置が良いかわからない人はぜひ私の配置をそのまま使ってみてください。この3つの動きをきちんと守れるように組まれています。

 

基本的な考え方は上の3つで全てですが、例外的なケースとして人狼の扱いについて別枠で説明します。

Q.人狼が序盤で相手に取られた時その表人狼をどうしてますか?何を考えて判断するべきでしょうか?

A.私の答えは考えるべきことはとにかく相手の人狼を取らないことで、基本的には3行目で取られた場合は後ろから紐を付けるもしくは後ろに下がる1行目・2行目で取られた場合は後衛の駒を取るが良いと思っています。

人狼を取られた時点で1枚の駒得が確定して有利な状況です。この有利を続けることさえできればこちらは勝ちなわけです。無理してリスクを取る必要もありませんし、さらなるリターンを求める必要もありません。駒得を確実に維持することだけを考えれば良いです。そう考えると人狼を取られたのに駒得出来ない唯一の状況である人狼で相手の人狼を取ってしまうことを避けることだけを考えるべきという思考になります。3行目で人狼を取られた場合というのはたまにある出だしとして初手から「B3人狼 同村人」のように相手の初期配置がまだ把握出来ていない状況が多いです。早い段階でなければ人狼は相手の陣地の奥に展開した方が基本的に強いからそうしてるはずだからです。この場合は相手の人狼位置を当てることは人狼を避けて何か相手の優秀な駒を取るというのはただのギャンブルです。仮に前にしか進めない村人や占い師に取られたとしても取られて取り返すの取られる係の駒とする方が無難です。一方で1行目・2行目で取られた場合は話が変わってきます。まず人狼の動かせる範囲的に相手に取られずに自陣まで戻ったり、他の駒で紐を付けることが難しいので取られて取り返すの形を作るのが困難です。また1行目や2行目で人狼が取られる理由を考えてみてください。相手は人狼を取ろうとしたのではなく人狼偽装してる何か他の駒だと困るから取ったのです。困る理由として最有力は狩人や騎士が人狼偽装して近づいていた場合の駒の可動範囲に王様が取られて負けてしますこと。逆に他の駒でも困らない状況とは狩人や騎士が人狼偽装して近づいていた場合の駒の可動域に人狼がいることです。よって相手が合理的に考えるプレイヤーであるならば近くにいる駒が王様である可能性が高く、人狼である可能性が低いということになります。だから近くにいる後衛の駒を取る方が良いという理屈になります。極少数だけ私が人狼偽装狩人の動きにも見えるように人狼を動かして狩人の可動範囲に相手の人狼がいる局面で人狼を他の駒で取られるという対局もありましたが、そのような動きをする対戦相手の棋力は低いことが多く250戦以上やってそのムーブをされて負けたことはたったの1度しかありません。非合理な選択をする相手は棋力が低いのでどうせ逆転できるくらいの考えで非合理な戦略の可能性は追わない方が勝率は高まると思います。ただし、もし人狼騙りの動きが主流になっている場合は話がまた変わってくるので環境の流行戦術を知るのは重要です。個人的にはレベルのわからない相手に安定して勝率を残す初期配置はある程度固定化されて動きも固定化されてしまうと思っているのですが・・・

 

盤面把握

知っている相手の駒を増やし、相手に知られている相手の駒を増やさないで情報面でのアドバンテージを取ることを考えます。理想の動きとして一応書いただけで相手に駒の情報を渡さないの方に感してはそこまで意識しなくて良いです。現在(12/17)の人狼将棋のプレイヤーレベルを考えるとこの記事を最後まで読むだけ上位20%以内には入れるくらいの思考力が身につくと思っているので、同じだけの情報量があるならそれを利用する能力の面でならこちらの方が有利くらいに考えて対戦して良いです。

 

盤面把握に関しては大きく4つの方針があります

  1. 1:1の駒交換で相手の駒を割り出す
  2. 相手の駒の動きを観察して、初期配置把握の章で書かれたことを実践する
  3. 人狼を敵陣に展開して相手の駒の動きを制限する
  4. 取った駒はなるべく使わない

 

1について、相手の駒を1枚取ってその駒が何か分かれば残りの5枚は6種類ではなく5種類から推定すれば良くなります。これを繰り返すことで消去法的に相手に分かっていない駒を割り出すことが出来ます。展開にもよりますが2と組み合わせることで2、3枚駒交換する頃には相手の初期配置をほとんど特定出来ていることも多いです。

 

3について、敵陣に侵入した人狼もしくは人狼に見える駒は駒損リスクに加えて、王様即死リスクがあるので基本的に取れません。取れないことで相手の駒の動きは制限され、制限された中での動きは駒の特定につながりますし、人狼が邪魔で駒に紐をつけられないということもあり駒得チャンスも作ります。人狼を積極的に敵陣で相手の駒の動きの邪魔になるように動かし情報アド、駒得を狙いましょう。

この動きをする上で注意することは占い師を相手が持ち駒にしたタイミングです。相手が人狼の前に占い師を置いても交わせる準備をして、もし出来ないなら敵陣の最上列まで行ってしまいましょう。1行目は人狼が絶対に取られない位置です。

 

4について、相手の駒を取ったらその駒をすぐにでも使いたくなるでしょうがグッと我慢してください。基本的に人狼将棋では持ち駒は多ければ多いほど1枚ずつが強い駒になります。理由は打った駒がどの駒か分からなく相手は色々な想定をして動かないといけなくなり、それを逆手に取った意見非合理な引っ掛けの手を打つこともできるからです。特に人狼や占い師は駒が特定されていないときに絶大にパワーアップする駒なのでこの2枚だけでもなるべくキープするように心がけてください。もちろん持ち駒が人狼1枚と分かっていても盤面に打つことで相手の動きを大きく制限できる時など例外的な状況も多々あるのでそこは臨機応変にやってください。持ち駒を使うときは明確な意図とそれによって生まれる強い結果が説明できる時のみと考えると良いでしょう。本当は持ち駒を打つとき以外も意図を説明できない手を指すべきではないのですが・・・

 

盤面制圧

盤面制圧とはざっくりと言うと相手が駒損無しに駒を動かせなくなるようにこちらの駒を展開することで具体的なやり方としては自分の駒を前に進める、敵陣に人狼を侵入させるなどです。盤面制圧の一番の基本である自分の駒を前に進めることについて理屈を説明します。自分の駒を前に進めるということは相対的に考えて相手の駒は前に進めないということです。初期配置のように上2列に駒が固まっている時後衛の駒を動かすことができないことからもわかるように駒が前に進めず上2列に固まると駒の動きが制限されます。また人狼将棋では占い師、村人の2枚は前にしか動けず人狼も後ろに動くより前に動く方が得意な駒となっています。前に動いたあと後ろに下がれない駒は取られて取り返すを実行するための約束の3で紹介した待つ、引くが出来ません。待つ、引くが出来ない駒は他の駒で介護せざるを得なくなり盤面制圧されて駒の動きが制限された中では介護しきれなくての駒損につながります。これが前に進めることが駒得につながる理屈です。

 

それでは盤面制圧を実現するための2つの手筋・戦略を紹介します

  1. 合わせの村人(占い師)
  2. 敵陣に人狼を侵入させる

1について、将棋で言う合わせの歩と同じ概念です。相手の村人と自分の騎士がひとつマス空けて対面してる時に持ち駒の村人をその空き駒に打つことで同村人 同騎士と進めることで駒損なしに騎士を1つ前に進めることが出来ます。

2について、これは盤面把握の時に説明したのと同じことなので省略します。

 

最後に序盤における勝率向上に欠かせないスパイスの役割を果たすリスク無くイージーウィンを生む作戦についてお話しします。イージーウィンを含む戦略を組むことはレート戦においてとても大事です相手に実力を出させないまま労せず勝つことができ、一定数実力に関係無い勝ちの上積みが発生するからです。しかし、イージーウィンのためにがっぷり四つに組み合ったときの勝率を下げるのはおすすめしません。理由は2つで総合的に見たときに勝率が下がっているからとただの嵌め手ギャンブルになってしまい面白く無いからです。しかし、がっぷり四つに組み合ったときにも互角に渡り合えるリスク無くイージーウィン戦略を組み入れられるとしたらどうですか?この人狼将棋にはあるんですよねそんな最高の戦法が。

 

リスク無くイージーウィンを生む作戦

人狼将棋におけるイージーウィンとは最初に「王様を取る3パターン」で説明した2と3を速攻で決めに行くことです。速攻で決めに行くということは何らかの駒を単騎で敵陣に突入させていく作戦を取るわけですが「人狼を王様の側で取らせる」と「駒を勘違いさせて不意打ちで王様を取る」のどちらを目指すべきでしょうか?

私の答えは人狼を王様の側で取らせる」ことです。失敗する前提で一か八かの作戦は立てるべきです。そうじゃなきゃただの運ゲーです。それがしたいあなたにはじゃんけんという素晴らしいゲームをおすすめします。

 

どちらが成功率高いかという話をするなら駒を勘違いさせて不意打ちで王様を取る」の方が成功率は高いかもしれません。しかし、リスクの大きさが全く違います。「駒を勘違いさせて不意打ちで王様を取る」は相手が勘違いさせようとした駒を取った瞬間に駒1枚分の駒損という致命的な損失を被る結果に終わります。また不意打ちをするなら狩人(or王様)で狩人のフリをした人狼のフリして単騎でナナメ移動で敵陣侵入するのが一番現実的ですが狩人の損失は駒損に加えて情報面でのディスアドも酷いです。相手が強い人の場合巻き返しは難しくこの時点で負けにほぼ等しいかもしれません。さらに成功率の観点で考えても後衛の取れる駒は限られていて初期配置の時点で絶対成功にしない可能性や絶対に人狼を取ってしまう作戦であることもありプレイングスキルや心理戦関係なしの運が占める割合も大きい作戦になってしまいます。また相手のプレイングスキルが低すぎるために心理戦にならず単純に取られてしまうということまで考えたらこの戦略は高すぎるリスクにリターンが見合っていません

一方で人狼を王様の側で取らせる」にはリスクがほとんどありません。唯一のリスクは早期に人狼位置を特定されてしまうことですが、上手いプレイヤーであれば人狼を取ってくれることは基本的に無いですしある程度戦いが進めば人狼位置はどうせ透けます。その場合は相手陣に入り込んで制圧する駒として活躍させることを狙うはずですし、遅れて同じような行動を取ることになります。作戦が決まらず人狼とバレて取られなかったとしても駒の動きを制限するという人狼の動きはしっかりしてくれます。また序盤で人狼に手をかけることは「取られて取り返す」の考え方と相性が良いんです。「取られて取り返す」は基本的に受け身の戦法で、自分から駒を前に進めてもどうせ前に来た駒を取らないので人狼以外の安い駒を前に進める手数が無駄です。安い駒の展開をする場合には中盤以降に人狼を手数をかけて展開することになりますがこの手数を前借りして先に動かすことが出来ます。また、あとで初期配置の章で詳しく説明しますが、王様を後衛に置く配置で先手番で相手のすべての配置に初動で駒損しない優秀な前衛の配置、初手の動かし方はたった1つしかなくそれが人狼を動かすことなのです。よって初手人狼展開から人狼を繰り出していってイージーウィンを狙いつつ駒組みをすることはギャンブルではなく理にかなっているのです。

 

例として私がよくやるイージーウィン狙いも含んだ戦術を紹介しましょう。

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こちらが先手番で、B3人狼 C2→C3 C2人狼 と3手進んでいます。狩人でも可能な動きで切り込んでいくことにより「相手に狩人かもしれない?」という不安を煽ります。比較的多いB1王様の初期配置の場合狩人だったら何かで取らなければ5手目でゲームセットです。レーティングがまともに機能しておらず相手の実力が分からないというのも不安を煽る要素になります。私はボドゲでは基本的に安全思考人間なので取られたら終わりの相手を信用した一か八か作戦は大嫌いですが相手にはそんなことわかりません。この不安に負けた場合相手はこの人狼を取ってきます。そうなれば5手目で王様が取れるか、そうで無くても駒得はほぼ確定で情報アドも稼げるのでたった5手目でほぼ必勝となるわけです。

これを取ってくれない場合でも相手からA2→A3やC3→C4など相手から駒をぶつけてくれるまでの手数を稼ぎつつ、B1やC1の駒の可動範囲を下げる働きをしてくれるので取られたら必勝、取られなくても強い動きをすることが出来ます。

 

 中終盤の考え方

お互いに盤面の駒が何なのかある程度把握出来ている状態の中終盤戦。お互いある程度盤面把握も出来ていて、持ち駒も複数枚持ちあっている状況では考えることは多く、複雑になりますのでピックアップして中終盤を有利に進めるための差が付く考え方を3つだけ紹介します。

テクニックとは関係ないところで中終盤で目指すべき勝ち方の方針についても少しだけ言及すると優勢を築いてからの全駒狙いが最強です。駒が少ないほど駒の特定が簡単になり、駒の特定が進むほど駒得が覆しにくいというゲーム性を考えると全駒するのが安全かつ手っ取り早く勝てます。中途半端にハッタリでの詰みや駒得を狙うより徹底して安全思考で盤面を詰めて全駒をする方が絶対に良いです。

 

持ち駒から打った人狼の特定

中終盤で一番重要なのは人狼位置の特定です。持ち駒が無い状況で人狼を取ってすぐに打ってくれる場合は良いですが、そうでない場合はいつ人狼を打ったかを特定することはとても重要な問題となります。上手い相手になってくるほどこの人狼は盤面上の占い師と鉢合わせしない位置に置かれて露骨な人狼ムーブはせずに他の駒を偽装して動いてきます。もちろん実際に他の駒がそう動いている場合もあるので区別が付きません。ではどうやって見分ければ良いのか?ポイントはあるのかという話ですが、ズバリあります。「持ち駒を使わせて占い師or占い師偽装駒を使って消去法」が一番確実な方法です。例えば相手が村人と人狼の2枚の持ち駒を持っているものとします。1枚目を打ったタイミングではなるべくその打った駒に反応せず、もう1枚も打ったタイミングで紐を付けた形で打てる方に占い師もしくは占い師を手持ちにしつつ他の駒を打った駒の前に置きます。村人の前に置いていた場合相手プレイヤーがそこまで上手くない場合は簡単に取ってくれます。そうしたらもう一方の打った駒が消去法で人狼と分かりますね。こちら目線では二択分からないのですが相手目線は打った駒が見えているのでついそのような反応を取りがちなのです。また取られなくても問題はありません。占い師を置いた場合は次の手番で村人を取って確定させればもう一方が人狼だと分かりますし、占い師を手持ちにしつつ他の駒を打った場合もほぼもう一方が人狼だと分かります。なぜなら占い師を前に置くタイミングでの指し手に対して村人が逃げなかったからです。狼なら例え紐が付いていてもあからさまなこの一手に対しては逃げるでしょう。なので推測ではありますが9割方もう一方が人狼で、逃げなかった駒は村人だと考えられるわけです。かなり有用な手筋でよく使うのでしっかり頭の中に入れといてください。必ずしも占い師を使わなくても占い師を持ち駒にして他の駒で占い師偽装するというところもとても有用なので合わせて覚えておきましょう。また、この手順は自分がやられた時も意識しないとやられてしまうので注意が必要という教訓でもあります。持ち駒を打った時も初期配置の時と同じように相手はどの駒を打ったか分かっていないというのを忘れずに立ち回るようにしましょう。

 

持ち駒で占い師を独占する

中盤以降に人狼を使う時はこちらが打った占い師を取って人狼を詰めに来ることも想定しなければいけません。人狼を自由に動かす一番の方法は占い師を二枚持ち駒として独占してしまうことです。こちらは人狼を取られる心配0で自由に動かせて、一方で好きなタイミングで相手の人狼を特定して詰ます手段を2回分持ってるというのは人狼を使った制圧合戦になった時にとても有利です。占い師を持ち駒にする機会があるというだけで人狼の動きはある程度制限されて人狼で盤面制圧する立ち回りを許さないので占い師は持ち駒にしているだけ強力な駒なのです。例えば占い師に殺されないために最上列、最下列に逃げ込むのは人狼の最終手段ですが人狼と特定されている場合完全に放置して駒を前に進められて邪魔駒として機能しなくなります。人狼が最下列に人狼が潜り込んだ時王様諸共上に行く指し回しは優秀なので覚えておくと良いです。王様は可動範囲が一番大きい駒でもあるので前に出て盤面制圧するのにも強い駒なんです。一方的に占い師での人狼の詰みを見せつつ特定した相手の人狼を機能停止に追い込めば勝利は近づきます。

 

リスクの無い人狼トラップを積極的に仕掛けていく

中盤あたりでも最強の駒は人狼です。人狼を相手に取ってもらえれば一気に逆転することも多いです。よって不意に人狼を取らせるトラップを仕掛けるというのはとても有力な作戦です。人狼は相手の陣地に置くことで相手の駒の動きを制限するという運用も強いので人狼トラップで使うか相手の陣地の邪魔駒として召喚するかまだ持ち駒にし続けて相手に他の持ち駒を人狼警戒させ続けるかなど考える必要がありますがそのひとつとして覚えておいてください。ポイントは「他の駒を本気で打ちたいタイミングで人狼を打つこと」と「もし人狼が透けてしまった時でも仕事ができるタイミングで打つこと」です。後者に関しては例えば相手が人狼予想して数手先に占い師を前に当ててきて人狼がすぐに詰んでしまうようではいけませんということです。例を紹介します。

  • 紐が付いているところに打つ
  • 合わせの村人(占い師)を偽装する
  • 人狼と特定できた駒の前やナナメ前に打って侵入を阻む壁のために打ったと偽装する
  • 騎士と特定できた駒のナナメに打って狩人騎士交換を偽装する
  • 村人or占い所持タイミングで狩人の前に打つ
  • 王手王手で追う間に挟む

など

 

紅玲愛式初期配置論

  1. 駒損しない形で駒を展開できる
  2. イージーウィンできる手順を持つ
  3. 9割の対戦相手の初期配置に対しても初動で不利をとらない

 

優秀な初期配置はこの3つの要素を満たしているものだと考えています。駒損しない形はどうなのか、イージーウィン出来る手順がどんなものかなどは前に説明してきたと思います。ここでは汎用的に不利を取らない初期配置の初期配置における心理的要素について話し、最後に私の初期配置を紹介しようと思います。

 

安定初動のための初期配置はたった1つだけ

初期配置で絶対に考えるべきは初手の動きです。安定思考を極めたい人は前衛の駒組がたった1つに限られます。お互い王様を後衛に配置することを仮定した時、先手番時にどんな配置に対しても初動で駒一枚以上の損をしない優秀な前衛の駒組ってたった1つしかないんです。知っていましたか?

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これです。理由を説明します。駒の利きを考えれば簡単にわかるのですが、初期配置で3行目に利かすことのできる枚数は最大2枚でA3、B3、C3のどこを2枚利きにすることも可能です。内訳は狩人と前に利く任意の駒です。この構えに対して駒1枚以上の駒損をしないためにはA3、B3、C3のどこかに3枚利きを作る必要があり、それが出来るのは狼と前に利く任意の駒と狩人をこの順番で並べた形しかなく初手はB3狼しかありません。初期配置の仮定のところでお話したように占い師を前衛に置きたいことを考えると狼と占い師と狩人で前衛は確定します。

逆に言いましょう。これ以外の前衛の初期配置をしているプレイヤーは相手の初期配置によって初動の時点で駒1枚以上損するリスクを背負っていることになります。初期配置の相性じゃんけんゲーと言っている人はぜひこのことを考えてみてください。じゃんけんゲーにしてるのはあなたの初期配置のせいです。

もちろんこの配置が絶対的に最強というわけではありません。理屈で詰めて初動全対応が一番しやすいというだけで、他のデッキにも色々な良さはあります。頻出する特定の初期配置に対するメタ配置を考えるのも強いですし、人狼騙りの動きが得意な人が人狼を一番うまく使いやすくする配置にするのも良いでしょう。例えここで紹介した初期配置以外の前衛で戦って駒1枚損したとしても勝つことももちろん可能です。駒が見えないので巻き返しがしやすいのもこのゲームの特徴だからです。その場合は初手から1枚駒損する可能性を考慮に入れて、その場合どう巻き返していくか具体的な手順を想定することが安定して勝つための必須条件となります。初期配置においても最悪のケースを考えて配置するべきなのです。

初期配置に迷っている方にはこの前衛の布陣で固定を強くおすすめします。初期配置がバラバラで立ち回りも色々な人がいる現環境(12/17)の時点での最強の初期配置の前衛はこれだと自信を持って言えます。後衛に関しては諸説ありますが個人的にはメタを考えられない現環境(12/17)においては王様の可動範囲を最大に使うために王様を中央のB5にして、狩人より人狼を展開することが多いため村人と比較して優秀な騎士を人狼側の後衛C5にして行動する機会を増やし、余ったA5に村人を置くのが一番強いと思っています。

 初期配置の左右の非対称について

人狼将棋の初期配置は左右非対称になるのでA5、A6の駒とC5、C6の駒をどっちが良いのか決めなければいけません。現環境では前列の左右に人狼を置く場合A5ではなくC5占い師を置く場合にC5ではなくA5に置くように配置することをおすすめします。理由は右利きが多いからです。右手で操作して一番動かしやすいのはどういう動きかを考えてみてください。初手で動かすのはC2→C3よりもA2→A3です(近くにある駒の方が動かしやすい)し、B2→A3よりもB2→C3です(腕の構造上右から左に流れる動きのがやりやすい)。現環境で多い初手は左右の駒をまっすぐ前進する手です。後手番時に初手のA2→A3に対して強く同占い師と取るために占い師はA5、A4→A3と展開する場合やB3に駒が居る状況でC2→C3とされた場合に占い師に取られしまう確率を減らすために人狼はC5推奨です。今後初手ナナメ移動が多くなった場合はB2→C3と人狼or狩人が動くことを想定して占い師をC5に設置するのが良さげです。

理屈は分かったが実際どうなんだと思った方もいると思いますが私は心理学者なので実際に実験して調べました。私は前衛左右に人狼を置く初期配置を愛用するプレイヤーなので初期配置の占い師の位置が重要で、前列の左右どちらかに占い師を初期配置しているプレイヤーのデータを50戦分集計して調べてみましたが、37-13で圧倒的にA2占い師の配置が多かったです。C2占い師のプレイヤーにはA2人狼のプレイヤーが多く、これは先手番で初手で人狼をプレイする想定だから占い師よりも人狼をA2に置きたかったとも考えることもできるので右利きが多いから初手はA2→A3、B2→C3と動かす配置が多いという説はそこそこ当たってそうです。みなさんの初期配置も右利きに影響されていませんか?ちょっとしたことですが、特に人狼を前衛左右に置く人は影響大きいと思うので意識してみてください。 

 

紅玲愛デッキ:勝率96%を記録した初期配置

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何度か画像で説明するときにネタバレしちゃってましたがこれです。基本的にここまでの説明を読んで理解していれば私と全く同じ動かし方が出来ると思ってるので配置の動かし方は一切書きません。どういう初動をするか分からなかったらもう一度この記事を読み直して見てください。初期配置→思考法では無く、思考法→初期配置の順番で考えてるので必ず出来るはずです

 

よかったらこの配置で戦ってみてください。とても長い説明でしたが読んでいただいてありがとうございます。思考法がわかったらあとは慣れです。あなたの勝率の向上を約束します。お互い頑張りましょう。

 

解説動画の紹介

Youtubeにも解説動画を2本投稿しているので良かったら見てください。

 

www.youtube.com

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