たった1時間でトランプ52枚の順番を記憶できるようになる方法
ようこそ記憶の宮殿へ!!
あなたは超人的な記憶力を欲するか!?
どーも、こんにちは、紅玲愛です!
今回は最近マジで面白い記憶術の本を見つけて、全編立ち読みしてその本に載ってた記憶術を実践してみたら本当にすごかったのでその記憶術について紹介しようと思います
この記憶術がどれくらいすごいかというと、記憶術に関して全くの素人の私がたった一時間の練習で52枚の順番を完璧に記憶することに成功できるくらいすごいです!!さらに1回目の挑戦では52枚記憶するのに12分程度かかったのですが、毎日30分~1時間程度の特訓をして5日目の現在では4分22秒でトランプ52枚の順番を完璧に記憶できるようになったってくらいすごいです!!
この52枚記憶がどれくらいかすごいのかピンと来ない方は、トランプを広げて五分間でどれくらい覚えられるかぜひやってみてください。私も記憶術試す前にやってみたのですが悲しいことにたった9枚で終わってしまいました・・・
これからも分かる通り私は記憶に関して元から優れているというわけではありません。むしろ単純記憶は苦手分野で、語学の単語テストとか社会の歴史のテストとかめちゃくちゃ苦戦していたタイプの人間です。そんな人間でもできるってことは何がすごいのかというと方法がすごいってことです!
ちなみにこのトランプ記憶というのは世界の記憶力大会でも採用されている競技の1つで、2019年10月現在このトランプ記憶の暗記時間の世界記録は驚異の12.74秒です!!!
は?????いやいや待て待て、12秒って52枚のカードの認識することすらできないだろと思ったでしょう??私も全く同じことを思いました・・・
ということで、Youtubeのトランプ記憶世界記録達成の動画を載せておきます(1:00~)
さてさて、記憶術がどんなものか気になってきたでしょう??
それでは、ようこそ記憶の宮殿へ!!
まず最初に、私が読んだのはこちらの本です!
こちらはストーリー仕立ての構成の本になっているのですが、ストーリーは気になった方だけご自分で買って読んで頂くとして、メソッド部分にだけ注目して記憶の宮殿と数値変換法について紹介して、ガチ初心者の私でもすぐに対応できたトランプ記憶についてあなたもすぐに実践できるように初心者が挑戦する上でより詳細な方法論について書いていこうと思います。
ごく平凡な記憶力の私が1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由
- 作者: ジョシュア・フォア,梶浦真美
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2011/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 29人 クリック: 1,964回
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記憶の宮殿
先に紹介した成果がとんでもなく、名前も豪勢なのでつい構えてしまうかもしれませんが、記憶の宮殿とは、ざっくり言うと「身近な家や街をイメージしながら、覚えたいもののイメージをその場所の各スポットに置く」たったこれだけです
(注)「覚えたいものイメージを置く」に関しては数値変換法で紹介します
場所の選び方についてですが、あなたが慣れ親しんでいる場所かつ分かりやすいスポットが多いところがやりやすいのではじめは実家でやりましょう
スポットとは実家で言うと玄関、テレビ、ベッド、机など特徴のある場所のことを意味してます
トランプ記憶をやる場合は1つのスポットに2つのイメージを置くのが一般的で26個のスポットを用意すれば十分です。26個と聞くと多く感じますがけっこうあっさり見つかります。下に家にありそうなものの例をたくさん挙げておくので参考にしてください。
例)門、庭、駐車場、玄関、机、ベッド、TV、ソファ、シンク、コンロ、冷蔵庫、風呂、脱衣所、洗面台、観葉植物、トイレ、階段、廊下、押し入れ、ベランダ、クーラー、オーブン、炊飯器、ポスト、ゴミ箱、洗濯機、靴箱、屋根裏部屋、本棚、全身鏡、椅子、引き出し、カーテン などなど
まずは記憶の宮殿のスポットの場所をしっかりと暗記することからはじめます
本当に実家に入って家の中を歩くイメージをしながら自分で決めたスポットを回ってみてください。記憶の宮殿では部屋の見取り図を見るようにイメージを配置して記憶するのではなく実際に歩いてそのスポットに行くのをイメージしてイメージを配置して配置が終わったあと1つずつ歩いて行って記憶を呼び覚まします
記憶の宮殿のスポットが暗記出来たら次のステップです
数字変換法の説明をしたあとで10個のスポットを使った簡単な実践もやってみるので体験してみてください!!
数値変換法
数字をイメージで変換して記憶するやり方です
具体的には、00~99の数字に対して100のイメージを対応させて数字の羅列を覚える代わりにイメージをつなげて覚えるというものです
例えば、2019/10/27(今回の記事の投稿日)を覚えるときに
私の現在の数字イメージ対応リストを使うと、
20→仁王像
19→いくら
10→父さん
27→古田敦也 (有名な捕手、古田の背番号27は野球ファンの中では常識)
→「仁王像がいくらを投げてきて、それを避けた父さんを古田がナイスキャッチ!」
のような奇想天外なストーリーを頭で浮かべることで数字を記憶します
リストの作り方は、その数字に対してあなたが持つ強いイメージもしくは語呂合わせが初心者的には初期コストを抑えられるので良いと思います
このように数字をイメージに代えたものを記憶の宮殿と組み合わせれば50桁や100桁の大きな数をこれで覚えることが可能になります
この方法をトランプ記憶にも応用します
具体的には、52枚のカードに52のイメージを対応させてそのイメージをつなげて覚えるというものです
こちらに関しても初期コストをかけたくないのであればやはり語呂合わせがおすすめです
私がやっているのは
♤→す、♡→は、♢→だ、♧→く
1→い、2→に、3→さ、4→よ・し、5→ご、6→ろ・む、7→な、8→は・や、9→く、10→と・じ、J→け(家来)、Q→ひ(姫)、K→き(キング)
のようにマークと数字を音で変換して「♡6」→「ハローキティ」のように語呂合わせでイメージを作っています
本に書いてあったイメージ作りのアドバイスとしては、クスっと笑えるようなジョーク系もしくはエロ系が記憶しやすいそうです
私もこのアドバイスに従って「♧8」→「くぱぁお●んこ制服ギャルJK」や「♡K」→「バキュームフェラお上手系テニサーJD」とか人前では言えない変換がけっこうたくさんありますw
他にも記憶をしやすくするためのコツとしてイメージを置く際に奇抜な印象を追加することもできます
例)サイズを大きくする、数を増やす、色を変える、宙に浮かせる など
実践
それではかんたんな例で実践してみましょう!
ハートの1〜10を使って記憶の宮殿を使って記憶します!
10個程度なら記憶術を使わずとも暗記できる人もいると思いますが練習と思ってやってみてください
トランプのイメージの変換の一例を下に載せておきます
これを使って実践練習は行います
♡1 :灰
♡2 :蜂蜜(ハニー)
♡3 :ハサミ
♡4 :箸
♡5 :羽子板
♡6 :ハローキティ
♡7 :花
♡8 :葉っぱ
♡9 :伯爵
♡10:鳩
(注意)自分の使ってるリストはエッチ系とアニメ、ゲームのマニアック系が多くて例としては不適切なので、ここでは比較的素直でクリーンなものをチョイスしましたが自分でやるときはもっと奇抜なものをたくさん入れた方が記憶しやすいと思います
なるべくどんな家にもありそうな場所を選んでいるつもりですが、無かったらごめんなさい。
それでは、はじめましょう
「あなたは実家に帰ってきました、実家に入るドアの外側に巨大なハローキティが張り付いてこちらを見張っています、ドアを開けると玄関には鮮血の如き鮮やかな赤いバラの花が20本咲き乱れています、リビングに進むとTVには蜂蜜がべっとり塗りたくられていてあま~い匂いが漂いその周りを蜂が大量にぶんぶん飛んでいます、リビングのソファには灰が一面に敷かれていてまだ火も点いています、ダイニングルームに進むとテーブルの上にやたら偉そうなイケメン伯爵が立っていて机のものを全て蹴り飛ばしています、キッチンに進むとシンクの中には鳩が5匹もいて蛇口から流れてくる水を競って飲んでいます、キッチンコンロの上を見ると切れ味の鋭い巨大なはさみが熱されていてアチアチキレキレの最強武器と化しています、冷蔵庫の中を開けると羽子板が7セットキンキンに冷やされています、お風呂に進むと湯船を見ると蓮の葉っぱ2枚で完全に覆い隠されています、トイレに進むと便器から大きな箸が3膳が勢いよく飛び出しています」
さて、冒険はここで終わりです
記憶の宮殿を場所を1から辿ってトランプの順番を思い出せるでしょうか??
正解は♡6、♡7、♡2、♡1、♡9、♡10、♡3、♡5、♡8、♡4です!
できましたか??
自分でも驚くほど鮮明に記憶されていると思います。これが記憶の宮殿の凄さなんです!!
記憶の宮殿を使った暗記は長期的に保存されるので、酒めっちゃ飲んだり、宮殿を上書きするようなトレーニングをしなければ明日になってもきっと思い出せるでしょう
今回は初回ということもあってイメージを膨らませるような表現や具体性を増す工夫を幾らか使っていますが、慣れてきたらもう少しイメージを狭めて抽象的なふわふわしたイメージのままでやるのが早く記憶するコツなのかなと思っています
1スポットに2つのイメージを置く場合の注意点ですが、
「♡6」+「♡10」→ハローキティのぬいぐるみに向かって鳩が襲い掛かる
「♡10」+「♡6」→鳩10羽の群れの中にハローキティを投げ込む
のように順序を含めてストーリー立てて順番を忘れにくくすることが大事になってきます。2つ置くのは難しそうに思えますが、慣れてくると片方思いだせればストーリーが浮かびもう片方も思い出せるので思い出すきっかけが増えて思い出しやすいみたいなこともあったりします。
慣れてくると単純に上下に配置する(「♡6」+「♡10」→ハローキティの上に鳩、「♡10」+「♡6」→鳩の上にハローキティ)のような置き方でも十分記憶できたりします。
PAOシステム
本の中で数値変換法の発展系として紹介されていた記憶術です
初心者には難しい方法だと思いますが、記憶力の世界選手権に出場選手の中では超メジャーな有力なテクニックなので簡単に紹介だけしたいと思います
PAOシステムはPerson(人)-Action(行動)-Object(物)システムの頭文字を取ったもので、00~99の数字にそれぞれにある人、ある物、ある行動でつながった1つのイメージをあらかじめ割り当てておいて、多桁の数字暗記をするときに2桁の数字からP、A、Oをそれぞれ1つずつ貰ってきて6桁を1つのイメージで記憶するテクニックです
例を見せた方が分かりやすいと思うので、例を使って説明します
例)
次のように3つの数にそれぞれイメージを割り当てます
51 → イチローが野球ボールを打つ
82 → バニーガールがうさ耳を頭に着ける
59 → コックが肉を焼く
PAOの形にすると
51→ P:イチロー A:打つ O:野球ボール
82→ P:バニーガール A:頭に着ける O:うさ耳
59→ P:コック A:焼く O:肉
いま、「518259」という数字を覚えたいとき先頭から順番にP、O、Aを取ってきて (上で太字部分が選ばれるP、A、Oです)
P:イチロー A:頭に着ける O:肉
から「イチローが肉を頭に着ける」というイメージを作って6桁の数字を記憶します
これによって1つの数字に対して1つのイメージを記憶していたのと比べて3倍に圧縮して情報を記憶することができます
単体では6桁しか覚えられませんが、これに記憶の宮殿を組み合わせると(スポットの数)×3の桁数の数を暗記できるので、例えば33個スポットを用意すれば円周率100桁暗唱できるようになります
もちろん、このPAOシステムはトランプ記憶にも応用出来てトランプ1枚にPOAを対応させてトランプ3枚を1セットで記憶することができます。記憶の宮殿と組み合わせることを考えると52÷3=17あまり1 なので18スポットと記憶の宮殿のスポット数を削減できて、記憶時間の短縮につながります。
なお、PAOという順番はSVOの英語の文法に基づいているので、日本人が使うならPOAという順番で覚える方が自然かもしれません。順番はテクニックの本質に関係ないので自由に変えて覚えやすい方法でやれば良いと思います
例)Ohtani(P) throuh(A) a ball(O). →大谷(P)がボール(O)を投げる(A)。
このテクニックの最大のネックは初期コストがめちゃくちゃ高いことでしょう
テクニックの仕組み上、行動や物を見ただけでひとりの人物を断定できるような強烈なものでなければいけないので語呂合わせやイメージだけで人物を決めるのが難しく数字と全く関係の無い人物を採用しなきゃいけないってことになってくると思います
ネットでPAOシステムのイメージ変換の例を載せてくれているサイトを見つけたのでこちらを参考にしてみると良いかもです
http://blog.locibook.com/memorize_number_2/
終わりに
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
マジで楽しいのでみなさんもぜひやってみてください!!
私自身はマジで種の無いトランプマジックとして宴会芸として使ってモテたら良いな~と思って暗記時間短縮目指してまだまだ練習中しています!!飽き性なのでいつまで続くか分かりませんけど・・・トランプ以外にも数字記憶のジャンルとして円周率記憶にチャレンジしてみたら1日で50桁暗唱まではできるようになったし、個人的にはめっちゃ良いおもちゃ見つけたなあ~って感じですねw
それでは良い記憶力生活を!ばいばーい!!
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